「D300」はハイアマチュア向け「D200」の後継機種であり、同社DXフォーマットのフラッグシップ機です。
・有効画素数1230万画素CMOSセンサー(23.6×15.8mm≒APS-Cサイズ)
・ニコン初のピエゾ素子駆動によるセルフセンサークリーニングユニット搭載
・新画像処理コンセプト「EXPEED」採用
・14ビットA/D変換(RAW撮影時、16ビット内部処理)
・約8こま/秒の高速撮影(マルチパワーバッテリーパック使用時)
・AFやAWBの精度を向上させる「シーン認識システム」搭載
・「ピクチャーコントロール」(4種類、キヤノンの「ピクチャースタイル」と同様の機能)
・51点測距による新AFシステム(中央部15点がF5.6対応クロスタイプ)
・視野率100%(約0.94倍)ファインダー
・広視野角3.0型約92万ドット液晶モニター
・ライブビューモード搭載
・高速CF(UDMA)対応
・HDMI端子装備(Ver.1.3a、Type A)
CMOSセンサーは先日ソニーが発表した製品をカスタマイズしたものだそうです。
「D3」はプロ向け「D2Xs」の後継機種であり、ニコン初の自社開発35mmフルサイズCMOSセンサー搭載機です。ニコンではAPS-Cサイズの「DXフォーマット」に対して「FXフォーマット」と呼ぶことにしたようです。以下、「D300」との主な違いを。
・有効画素数1210万画素CMOSセンサー(36×23.9mm)
・DXフォーマットのクロップ撮影可能(DXレンズ装着時は自動的にクロップ撮影)
・倍率色収差の軽減機能
・約9こま/秒の高速撮影
・液晶モニター表面に強化ガラス採用
・CFダブルスロット搭載
キヤノンと違ってDXレンズ(APS-C専用レンズ)が装着できて、しかもクロップ撮影できるというのはすばらしい機能だと思います。とは言え、最近発売されたレンズのほとんどがDXレンズで、レンズの選択肢が狭まっているので、当然と言えば当然なのかもしれません。
いずれもキヤノン「EOS 40D」や「EOS-1D Mark III」の直接の対抗馬...ではなく、それぞれ一ランク上の内容で、比例して価格も高くなっています。従来からニコンのラインアップはキヤノンのラインアップより少し上にずらしたような設定になっていて、今回の新製品で「ウチのはキヤノンとはモノが違うんだぞ」ということがより明確になった気がします。
全然関係ありませんが、「D3」に同梱のアクセサリーシューカバーが「BS-2」になっています。専用みたいですね。何が違うのか気になります。
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