「
Wireless Laser Mouse 6000」を購入してから2年弱、先週末使用中に突然左ボタンが逝ってしまいました。1年くらい前、一度ヘタってその後なぜか直ってしまっていたんですが、何の前ぶれもなくある時点からクリックしても反応しなくなりました。完全にダメなのではなく、少し強めに慎重にクリックすると反応してくれますが、素早くダブルクリックとかドラッグとかができず、非常に疲れます。
ゲーマーじゃあるまいし、ごく普通の使い方しかしていないのに、最近の電子部品ってそんなに耐久性が低いんでしょうか。
いずれにしても、マウスがないと非常に困るので即購入決定w。さて、何にするか?。
実は先代の「
Wireless IntelliMouse Explorer 2.0」も同じ症状でした。おそらく同じ部品を使っているのでしょう、やはり購入後2年で左ボタンがヘタりました。現行製品もどうせ同じ部品を使っているんだろうし、また同じことになる可能性大なので今度は安物でもいいや、などと思っていたところでした。
...でも結局こりずに「
Natural Wireless Laser Mouse 6000」にします。一度店頭でさわって「これだ!!」と思ってしまいましたし、以前会社で借りた(ぉぃ)ロジクールのマウスは使い心地はまあまあ良好だったのですが、ドライバー/ソフトウェアがダメダメだったので二度と使いたくないです。
ただし。「Natural...」には問題点があります。まず、付属のソフトウェア「IntelliPoint 6.x」です。新機能「インスタントビューア」を加えたせいで何もしていないのに画面がフラッシュする現象が出るんです。少なくとも 6.02 と 6.1 は使い物になりませんでした。私はグラフィック・ドライバーとの相性かと思っていましたが、ググると、
1. IntelliPoint 5.5 以前だと症状が出ない
2. Vistaだと症状が出ない
3. 症状が出るアプリケーションを使う際に ipoint.exe を終了させる
4. XPは ipoint.exe のプロパティで [Windows2000互換モード] にすると症状が治まる
とのこと。1. だとリストにない機種が使えるかどうかが事前に確認できないので、ちょっと...。3. は論外、4. がよさげですが、どうなんでしょ。
悩んでいてもしかたありませんので、さっそく試してみます。5.5 をアンインストール→ 6.2 をインストール→再起動。
起動ロゴ表示のあと、1分以上ブラックアウト(HDDカリカリいってるので残りのインストール処理を実行中)が続き、デスクトップが表示さ...通知領域から複数のインジケータを消すバグは健在ですた。えーーと、3つ(IPv6リゾルバサービス、VAIO Update、タスクマネージャ)いなくなりますた。こんなことしでかすインストーラーは IntelliPoint 6.x だけでつ。
さてさて、画面のフラッシュ現象...これもまったく同じで直ってません_| ̄|◯。Alt+Tabでウィンドウを切り替えた約5秒後に必ず出ますね。すべてのアプリケーションで確認したわけではありませんが、エクスプローラ、Excel 2003、MIFES for Windows Ver.6.0で出ます。最もひどいのがMIFESで、精神的に受け入れられません。
んじゃ、4. を試してみましょうか。...全然変わりません。あ、ipoint.exe を再起動しないとダメか。通知領域のこともあるのでPCを再起動してみます。通知領域は戻りました。さて、フラッシュ現象は...あら?。収まったってか?。おぉーー!!、フラッシュしねぇ。こいつぁ使える。
何はともあれ、
カイケツ!。ちゅーことで、心おきなく(?)「Natural Wireless Laser Mouse 6000」をポチっとやりましたw。今回も前回/前々回と同じくAmazon(セブン-イレブン決済)で。
あ。。。底面のソールが特殊形状で、今使っている「Airpad Sole」が対応しないことを今さら知る私(遅)。なくても使えるとは思いますが...無理矢理円形のものを付けてみるという手もありか。
...しまったぁ。。。
キャッシュバックやってたのか。一足遅かった。
...ググっていたら、米サイトで非Naturalの新製品を2つ発見しました。双方ともデザインは「
Mobile Memory Mouse 8000」などと同系統です。
1. 「
Wireless Laser Mouse 6000」
2. 「
Wireless Laser Mouse 7000」
?。1. は...名前同じですが?。もいちどググると...「v2.0」だそうです。6500とかにすればいいのに、紛らわしい。
内容はほとんど同じですが、「インスタントビューア」が割り当てられているホイールボタンが「Windows Flip 3D Key」となっています。文字どおりVistaのフリップ3Dを直接操れるようになっているわけですが、するってぇと IntelliPoint も新バージョンでしょうか?(もしかして、Vista専用?)。バッテリーインジケーターも新設されています。
一番驚いたのが、レシーバーが本体底面に収納可能なドングルタイプになったことでしょうか(ちょっと出っ張るようですが)。今までの巨大なやつがウソみたいです。ノートブック向けではすでに当たり前になっているので、上記2機種はモバイル用途も視野に入れた製品ということになるのでしょうか。
2. は 1. の充電式(単4形ニッケル水素電池×1)で、充電台は「
Wireless Laser Mouse 8000」(
米サイト)とほとんど同じです。レシーバーは収納不可、電源スイッチ装備です。
色はブラックを基調としており、デザインは6000全く同じ...じゃなくて、大きさが違いました。7000のほうがわずかに大きいですね。締まって見えるので同じかと思いました。
いずれ日本で発売される可能性大ですが、それまで待てないし最初のうちは高くて買えそうもないでしょうから、見なかったことにします(笑)。
IntelliPoint 6.2 の機種リストを見るとなぜか上記新製品がすでに入っています。6.2がリリースされたのって昨年の9月なんですが...もしかしてインストール時にどっかから最新のリストをダウンロードしているとか?。
IntelliPoint のインストール先を見てみると、C:\Program Files\Microsoft IntelliPoint\Models 以下に機種ごとのフォルダーが作られ、IntelliPoint の [ボタン]タブ で表示されるビットマップが収められていました。全43機種あります。ですが、どのファイルもタイムスタンプは2007年8月21日になっていますので、出ることがかなり早い段階で決まっていたようです。
他にも「Compact Optical Mouse 500 v2.0」なんてのがありますね。未発売どころか未発表ですが、文字どおり「Compact Optical Mouse 500」(日本名「
Compact Optical Mouse」)の後継製品でしょう。

Compact Optical Mouse 500 v2.0
なお、「Natural Wireless Laser Mouse 7000」という機種がありますが、これはキーボード製品「
Natural Ergonomic Desktop 7000」に同梱されているものだそうで、モノは「同 6000」と一緒です。
さらに、「
Wireless Laser Desktop 6000」に同梱されているのは「Wireless Laser Mouse 6000」と中身は同じですが、両サイドのラバーコーティングがシルバーではなくブラックです。私のは使い始めてたった1か月ちょっとで指が当たる部分の銀成分が酸化(?)して黒ずんでしまい、悲惨な姿になってしまいましたが、黒ならそんなことにはならないでしょうね。黒ずみのことはマイクロソフトも認識していて、事実上の改良型だと私は思っています。
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最後に、タスクマネージャをチェックすると dpupdchk.exe なるものが常駐してます。IntelliPoint の更新をチェックするものだそうで。強制終了できますが、PCを再起動すると再びロードされます。でもどうやって常駐させているのか、全く不明です(サービスなどスタートアップには存在しない)。ipoint.exe から呼び出されるのかもしれませんね。ググってみても解明できたというケースは見つかりませんでした。
スタートメニューには「更新プログラムの確認」があり、リンク先は
"C:\Program Files\Microsoft IntelliPoint\dpupdchk.exe" /mou
となっています。"/mou"スイッチは更新の有無を表示するためのものらしく、[OK] を押すと常駐せずに終了します。また、レジストリーには以下のエントリーがあります。
キー名:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Intellipoint Intellitype Pro Auto Update
値:auMouseLastCheckTimeHigh、auMouseLastCheckTimeLow
自動更新間隔を設定している?。
気持ち悪いプロセスですねぇ。。。手動で十分なのに自動更新が切れないなんて納得できないです。
...などとやっていると、翌日の夕方には「Natural Wireless Laser Mouse 6000」が到着しちゃいました。1日半で納品とは素早い。
-thumbnail2.jpg)
でかっ。外箱に貼ってあるホログラムシール...傾けてもほとんど見えないんですが?(藁)。こんなヒドイの初めて見ますた。
中身は「非Natural」より大きいと思っていたんですが、逆にこぢんまりしている印象です。
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電池室のふたがヒンジ式になりました。そんなところにコストかけなくてもいいと思いますが。
しかし。
作りが異様に安っぽいw。
手のひらが接触する部分はつや消しなのでべたつきはなく、好感触です。が、プラスティック部品の端面の処理がいいかげんで、上下の部品の合わせ目が出っ張っています。
両サイドのラバーコーティングは左がつや消しで「Wireless IntelliMouse Explorer 2.0」と同じです。親指が当たる部分は半透明の滑り止めラバーで、突っかかる感じです。
右がつやありですが、見た目は少しムラのある"安物のゴム"(笑)で、親指部分の半透明ラバーと同じような少し突っかかる感じがあります。この辺は好みが分かれるところでしょうが、私的には許せる範囲です。
あらら。やばいことを発見してしまいました。マウスパッド(机の上に置いてある)に乗せると、ほんのわずかな机面のゆがみ(高低差)でもガタついてしまいます。フットプリントが小さいせいでしょうか。こんなことは想定していませんでした。参りました。。。
上の写真でも分かるように、ソールの面積が大きすぎです。その分抵抗感も強い感じがします。ってことで、さっそく貼り替えてしまいましょう。手元にある「Airpad Sole」のうち円形(0.65mm厚)のものを切って合わせてみました。
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ガタつきは解消できませんが、"軽やかな滑り"が戻り、ちょうど良くなりました。
最後にもう2つ。右ボタンが少し重く、クリック感が足りません。左右で違いすぎ。それとホイールの回転が粘っていて重過ぎです。今までで最低の感触です。おそらく個体差でしょうが、品質の安定度がかなり低下しているぞ>マイクロソフト。
ちなみに、製造国は例によって
中国でつ(鬱藁)。
実際に使ってみましょう。レシーバーは「非Natural」のものをそのまま使うことにします(型番は同じです)。マウスに電池を入れ...認識しません。レシーバーのリセットボタン→マウス側のリセットボタンを押すと...認識されました。機種選択は「非Natural」のままですが、問題なく動きます。ってことは5.5でも良かったんか(笑)。まいいや。機種を「Natural」に切り替え、ボタン割り当てをカスタマイズ。

結局新機能(拡大鏡、インスタントビューア)は使いません。って、やっぱり5.5で委員ジャマイカ?。
...えー、まとめると、全体的にはマイクロソフト製とは思えないくらいの品質の悪さですた。「Wireless IntelliMouse Explorer 2.0」を100点とすれば「30点」程度でつ。次回作に期待しましょう(まだこりんのかい...)。