恒例のキヤノン祭り開催(謎。
月並みですが「ついに、というかやっと」ですね。私的には見た目も内容も比較的オーソドックスな変更という印象ですが、「
EOS 5D」ユーザーから見るとどうなんでしょう?
| 5D Mark II | 5D |
撮像素子 | CMOSセンサー |
有効画素数 | 約2110万画素 | 約1280万画素 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ (約36×24mm) | 35mmフルサイズ (35.8×23.9mm) |
最高感度 | ISO100〜6400(拡張:ISO50/12800/25600) | ISO100〜1600(拡張:ISO50/3200) |
シャッター耐久性能 | 約15万回 | 約10万回 |
連写速度 | 約3.9こま/秒 | 約3こま/秒 |
連続撮影枚数 | JPEG(ラージ/ファイン) | 約310枚(UDMA対応CFカード) | 約60枚 |
RAW | 約14枚(UDMA対応CFカード) | 約17枚 |
RAW+JPEG(ラージ/ファイン) | 約8枚(UDMA対応CFカード) | - |
映像エンジン | DIGIC 4 | DIGIC II |
A/D変換 | 14ビット | 12ビット |
ファインダー | 視野率 | 約98% | 約96% |
倍率 | 約0.71倍 |
プリズム | ガラスペンタプリズム |
ライブビュー | クイック/ライブ/顔優先ライブモード/手動ピント合わせ | - |
液晶モニター | 型式 | TFTカラー「クリアビュー液晶」 | TFTカラー |
画素数 | 約92万ドット(VGA) | 約23万ドット(QVGA) |
サイズ | 3.0型 | 2.5型 |
視野角 | 上下170° |
表面処理 | フッ素コート+反射防止3層マルチコート処理 | -(保護用樹脂カバーのみ) |
AFユニット | 中央部F2.8対応9点+アシスト6点AF |
AF微調整 | AFマイクロアジャストメント | - |
動画撮影 | MOV(H.264)、フルHD/SD | - |
記録媒体 | CFカード(UDMA Mode 6対応) | CFカード |
撮影可能枚数 | ファインダー撮影 | 約850枚 | 約800枚 |
ライブビュー撮影 | 約200枚 | - |
質量 | 約810g | 約810g |
50Dと同様にセンサーが低ノイズ化しているようですね。それにしてもISO25600とはすごい。どんな写りなのか見てみたいです。
その他、
・4段階の「オートライティングオプティマイザ」
・カメラ本体内でのレンズ周辺光量自動補正機能搭載
・HDMI端子を搭載
・クリエイティブ全自動(CA)モード新設
などは50Dと同じです。
しかし、なんと言っても目玉はDSLRで世界初となるフルHD動画撮影機能でしょうね。私は不要だと思っていますが、ニコンが「D90」で採用(720p相当/24fps)したことからも要望はかなりあるようです。「フルサイズCMOSでレンズ交換可能なフルHD記録ビデオカメラ」ということになるわけで、ある意味すごいと言えます。...なんとなく、キヤノンの「XL/XHシリーズ」と少しかぶるような気がしないでもない。
ところで、一般的にはあまり話題にならないかもしれませんが、私の注目点はやはり新開発バッテリーパック
「LP-E6」です。長年EOSデジタル中堅機などで使われ、前モデル5Dでも使われていた「
BP-511A」からついに変更されたわけですから。
大きさはほとんど変わってないように見えますが、「BP-511A」比約1.3倍の1800mAhを実現しています。また、「EOS-1D/Ds Mark III」の「
LP-E4」と同様1%単位の残容量や劣化度などが確認可能です(液晶モニターのメニューにて)。
同梱ストラップは50Dと同じく機種名入りの「
ワイドストラップ EW-EOS5DMKII」です。新たな同梱品として「
ステレオビデオケーブル STV-250N」が加わっていますが、動画再生の際にHDMI入力がないテレビへ出力するためのAVケーブルで、
ビデオ用アクセサリーとして以前から存在する古株です。
特に5D向けというわけではないですが、「
EF24mm F1.4L USM」の後継レンズ「
EF24mm F1.4L II USM」も発売です。新コーティング技術「
SWC」を施しているとのことで、大口径・広角(=屈曲が大きい)レンズで出やすいフレア/ゴーストを効果的に抑制できるそうです。
光学系の構成はかなり変更されていて、周辺部の画質を向上させたとのこと。外観も少し大きく重くなっています。SWCの採用などで価格が上がってしまったのは致し方ないところでしょうか。同梱のフードは新設計の「
EW-83K」に変更です。
「EOS 5D Mark II」の発売日は11月下旬予定、推定実勢価格はボディーのみが30万円前後、「EF24-10540LIS」レンズキットが40万円前後です。「EF2414L2」の発売日は12月中旬予定、標準価格は24万6750円です。
なお、5D Mark IIのPDFカタログは9月18日(正午)現在まだ完成していないようで、リーフレット(簡易パンフレット)だけ公開されています。また、EFレンズとEOSアクセサリーが統合されてしまいました。私的には非常に残念です。しかもサイズが33.7Mバイトと大幅な記録更新となりました。「検索&コピペ不可な全面画像(そのくせ低解像度)」かつ68ページもあるので当然です。
17日はキヤノンのすべてのサイトが超モッサリでイライラしました。祭りなのでしかたないんでしょうが、ちょっと確認しようとしても表示されるまで30秒とかかかってしまい、一部はタイムアウトで見られませんでした。PDFのダウンロードも合計で20分くらいかかりましたし。
>>>
EOS 5D Mark II 対応アクセサリー>>>
製品カタログ - デジタル一眼レフカメラ【EOS DIGITAL】
posted by Raptor03 at 21:09
|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
カメラ