来ましたねぇ、1年半サイクルじゃなくて2年半サイクルで(笑)。私にはあいかわらず全く縁のないプロ御用達「EOS-1D Mark IV」(以下、1DIV)の登場です。私は1Dと1Dsの統合があるのではないかと密かに推測していましたが、思いっきり素人考えでした。
いつものように主な仕様いってみましょう。
撮像素子 | 型式 | CMOSセンサー |
有効画素数 | 約1610万画素 |
サイズ | APS-Hサイズ相当 (27.9×18.6mm) |
最高感度 | ISO100〜12800(拡張:ISO50/25600/51200/102400) |
シャッター耐久性能 | 約30万回 |
連写速度 | 約10こま/秒 |
連続撮影枚数 | JPEG(ラージ) | 約85(UDMA mode6対応CFカード:約121枚) |
RAW | 約26枚(UDMA mode6対応CFカード:約28枚) |
RAW +JPEG(ラージ) | 約20枚(UDMA mode6対応CFカード:約20枚) |
映像エンジン | デュアルDIGIC 4 |
A/D変換 | 14ビット |
ファインダー | 視野率 | 約100%(上下左右) |
倍率 | 約0.76倍(50mmレンズ) |
アイポイント | 約20mm |
光学系 | ガラスペンタプリズム |
ライブビュー | クイック/ライブ/顔優先ライブモード、手動ピント合わせ(5・10倍拡大表示) |
液晶モニター | 型式 | TFTカラー「クリアビュー液晶II」 |
サイズ | 3.0型 |
画素数数 | 約92万ドット(VGA) |
視野角 | 上下左右約160° |
表面処理 | 強化ガラス+光学弾性体、反射防止3層マルチコート処理 |
AFユニット | 39点クロス測距 新45点エリアAF |
測光方式 | 63分割TTL開放測光 |
動画撮影 | 解像度 | 1920×1080ドット(フルHD) 1280×720ドット(HD) 640×480ドット(SD) |
フレームレート | 30fps/25fps/24fps(フルHD) 60fps/50fps(HD/SD) |
映像圧縮方式 | H.264(MPEG-4 AVC) |
映像記録方式 | MOV |
音声記録方式 | リニアPCM、量子化ビット数:16ビット/標本化周波数:48kHz、ステレオ |
記録媒体 | CFカード(UDMA Mode 6対応)/SDHCメモリーカード(Class 6対応)デュアルスロット |
撮影可能枚数 | ファインダー撮影 | 約1500枚(23℃)、約1200枚(0℃) |
ライブビュー撮影 | 約270枚(23℃)、約230枚(0℃) |
大きさ | 156(幅)×156.6(高さ)×79.9(奥行)mm |
質量 | 約1180g(本体のみ) |
やはり7D以前に登場した新機能が多数採用されました。RAWの記録画素数は7D同様にRAW、M-RAW(約900万画素)、S-RAW(約400万画素)になりました。電子水準器が採用されなかったのはちょっと残念ですが、プロのみなさんには必要ないのかもしれません(気合いで水平を保つw)。
新45点エリアAFはクロス測距点が19点から39点に増加し(任意選択時)、7Dに搭載した「スポットAF」や「AIサーボAF II」も採用しています。
ピクチャースタイルの「スタンダード」「風景」「ポートレート」「モノクロ」のシャープネスを強めているとのことです。従来より低ノイズ化しているため、画質低下はないそうです。
そういえば、Mark III当時はまだ珍しかったライブビュー機能はすでに標準機能になりましたね。当初は顔検出も必要ないのではとも思いましたが、被写体が人物の場合は便利な機能と言えるのかもしれませんね。
動画撮影機能は7Dと同じ解像度/フレームレートが選択できます。ニュース映像はEOSムービーで撮影...なんて増えそうな予感(...まさかね)。
撮影可能枚数がずいぶん減ってしまいましたが、これは...画素数アップ+デュアルDIGIC 4採用の弊害でしょうか? プロのみなさんがどう思うかは分かりませんが、予備バッテリーパック持参は必須という感じがします。
その他、
・露出シミュレーション
・2パターンのグリッド表示
・レンズ周辺光量・自動補正機能
・マグネシウム合金外装・内部構造
・計76カ所の防塵・防滴処理
などです。
新アクセサリーはワイヤレスファイルトランスミッター「
WFT-E2 II B」だけですね。新たにIEEE802.11aにも対応し、Bluetooth対応機器との接続にも対応しました。また、「WFT-E2 II B」「WFT-E4 II B」「WFT-E5B」を装着した複数のカメラとシャッターレリーズを連動させる「カメラ連動機能」も搭載しています(詳しくは
こちらを参照)。
1DIVの推定実勢価格は57万円前後、「WFT-E2 II B」の標準価格は10万5000円(税込み)、いずれも12月下旬発売予定です。
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製品カタログ - デジタル一眼レフカメラ【EOS DIGITAL】
posted by Raptor03 at 23:47
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