ところがZ1が故障する少し前の7月下旬ごろ、以前よりも増してさらにメチャクチャな並び順になったり、ボリュームインジケータがいなくなったり、PowerPanelを右クリックしても反応しないなどという現象まで出るようになってしまっていました。
リカバリー後、しばらくは以前のように落ち着いていたんですが、アプリケーションをインストールしたり、月例パッチのインストールで再発するようになってしまい、再起動では直らなくなりました。そこで再度徹底的に調べまくりました。
で、数週間にわたってさまよい続け、ふと気になったのがプリフェッチ情報の全削除です。以前どこかの記事で「プリフェッチを削除すると動作が多少きびきびする」というのを見たことがありました。プリフェッチはよく使うプログラムを起動した際の情報が記録されていて、プログラムやOSの起動、休止からの復帰などを高速化する働きがある、いわゆる先読みキャッシュみたいなものです。このプリフェッチのデータはときどき不整合を起こすこともあるようです。
プリフェッチが通知領域のインジケータの並び順と関係があるという確かな情報は見つかりませんでしたが、OS起動時にプログラムが読み込まれて通知領域に表示されるということはバックグラウンドで「プログラムが起動している」わけで、無関係とも思えなかったのでダメ元で試してみることにしました。
下記フォルダー内の全ファイルを削除して再起動します。
windir%\Prefetch\
再起動すると.....なんと!! 以前と同じ並び順に戻りました。プリフェッチ削除→再起動を2回繰り返してみましたが、変化しなくなりました。
その後、アプリケーションインストール直後の再起動では並び順がメチャクチャになる現象は続いていますが、プリフェッチの削除で元に戻ることが確認できました。これは大きな収穫だと思います。
結局「並び順がメチャクチャになる原因」および「並び順がメチャクチャになると不安定になる原因」を完全に突き止めるまでには至りませんでしたが、NIS2010導入後からの現象なので、何らかの関わりがあることは明白でしょう。というわけで、これで一件落着とします。