セットアップでは「Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ」が強制インストールされるようです。初期バージョンはこれが同梱されていなかったらしく、VC++2008ランタイムがない環境では必ずイベントログに「Side by Side」エラーが記録されるそうで、その事への対処だと思われます。
※私のPCにはVC++2005/2008ランタイムおよび各セキュリティー更新プログラムがインストール済みだったため、詳細確認はしていません。
インターフェイスはEPPより少し分かりにくい感じがします。

E-Photoでは「写真選択」のあとは「印刷設定」だけになります。ちなみに、EPPは「写真選択」→「用紙選択」→「レイアウト調整」と進む流れ作業的な操作法になっていて、位置調整はレイアウト調整画面で可能でした。

写真をクリックして+−で印刷枚数を個別に設定できます(設定しないと先へ進めませんので一手間増えますが)。
印刷設定画面はEPPのレイアウト調整画面とほぼ同じです。

プリンター設定(用紙のサイズや種類の選択)や位置調整は別のダイアログで設定します。


ちょっと煩わしい気もしますが、まあ、慣れればいいだけだと思います。
RAWデータの拡大表示は........CPU使用率100%が15〜20秒ほど続きます。EPPのようにプログレスバーが出ないので長く感じます。最新PCならあっという間なんでしょうけど。ま、JPEG用に特化してしまえば問題ないでしょう。

レイアウト選択の際、インデックスなどの写真枠設定で「枠の内部に配置」と「画像の自動回転」が設定されていると、E-Photoは縦位置撮影写真をちゃんと90°回転したうえで枠内に接するように写真の縮尺も自動変更してくれます。EPPは「枠の内部に配置」のみ有効で、自動回転してくれませんでしたので、この点は「まとも」になっています。
EPPでは上記が両方設定されていない場合、枠内に接するように配置するには画像を回転させてから [写真の大きさ] でパーセンテージを指定して縮小する必要がありましたが(しかも写真枠は通常横長なので、縦と横では縮尺が異なる)、E-Photoでは回転させて [フィット] をクリックするだけでOKなので操作性は大幅に向上しています。
なお、追加フレームのダウンロードURLが変更されたんですが、EPPは非対応なのでダウンロードできなくなりました。
全体的な出来はまあまあといったところでしょうか。EPPから劣化している部分はほとんどありません。ということで、EPPからE-Photoへの移行決定です(両立も可能です)。