Pro9500IIは、ダブルエンコーダーシステム採用による紙送り精度の安定化や、印刷制御、メカ精度の改良などによって印刷速度が向上し、用紙端での印刷精度が改善しているとのことです。
画質面では、従来はブラック系インクとカラー系インクの光沢度の違いにより印刷面に光沢感の違いがはっきり出てしまうことがありましたが、Pro9500IIでは黒い部分にグレーインクを多用することで光沢感の違いを低減したそうです。
ただし、この画質改善は最高級光沢系写真用紙「キヤノン写真用紙・光沢 プロ プラチナグレード (PT-101)」使用時のみ有効だそうです。旧モデルでは光沢紙は苦手でしたので最高級光沢紙への対応を明言したのは進化と言っていいと思いますが、なんか中途半端な感じが。。。
また、他社製用紙へも正式対応しています。
・PCM竹尾「DEEP PV モロー [粗目] 300g/m²」
・PCM竹尾「DEEP PV モデラトーンアイス [細目] 186g/m²」
・PCM竹尾「DEEP PV マーメイドスノーホワイト [荒目] 186g/m²」
・三菱製紙「GEKKO ブルー・ラベル 290μm <微粒面光沢>」(モノクロ専用)
・三菱製紙「GEKKO グリーン・ラベル 360μm <滑面光沢>」(モノクロ専用)
Pro9000IIは、紙送り精度の向上と双方向印刷に最適化されたドット配置によりモノクロ印刷の印刷速度を高速化し、モノクロ印刷時の上下端マージン(45mm)を不要にしたとのことです。
他社製用紙へも対応しています。
・三菱製紙「GEKKO ブルー・ラベル 290μm <微粒面光沢>」(モノクロ専用)
・三菱製紙「GEKKO グリーン・ラベル 360μm <滑面光沢>」(モノクロ専用)
付属アプリケーションの1つ「Easy-PhotoPrint Pro」はVer.2.0になり、Adobe Photoshopなどとの連携が強化され、機能アップも図られています。環境光に合わせて色補正してくれる「環境光補正」を搭載しましたが、なぜかWindows Vista限定です。
それと、Pro9500の本体上面にあるPIXUSエンブレムが銀色から金色になっていますね。フラッグシップの証? 私の記憶によるとこういう差別化は初めてだったと思います。
Pro9500IIは4月中旬発売予定、推定実勢価格は7万9000円前後、Pro9000IIは4月上旬発売予定、推定実勢価格は5万9000円前後です。
高機能複合機「PIXUS MX860」は「同 MX850」の後継機種です。「同 MP980」系統のデザインになり、コンパクトな印象になりました。残念なことに印刷速度は大幅低下です。おそらくプリントエンジンの変更(ノズル数の半減)によるところが大きいと思われます。モノクロファクス送信時の画質を改善する「ファインEXモード」を新搭載しています。
なお、アメリカでは「PIXMA MX330」という下位機種も発表されてます。日本にはない「同 MX300」の後継機種ですね。
4月上旬発売予定、推定実勢価格は3万5000円前後です。
...というか、「PIXMA MX860/MX330」の両機は2月3日に発表されていたんですが、ずっと見落としていたのでした(^^;)。
どうでもいんですがついでにツッコミを。旧Pro9000製品ページはサポートサイトへ移動しましたが、旧リンクから飛ばされる案内ページにあるサポートページへのリンクが思いっきり間違ってますな。正しくはこっち。
キヤノンってリンク間違いや誤字が多いような気がします。...本当はもう1つ、10日くらい修正されないままの誤字があるんですけどね。報告しておいたほうがいいかな?
>>>PIXUS Pro9500 Mark II
>>>PIXUS Pro9000 Mark II
>>>PIXUS MX860
>>>Easy-PhotoPrint Pro 2.0 ガイド
>>>PCM竹尾 - DEEP PV シリーズ
>>>三菱製紙(ピクトリコ) - 「月光(GEKKO)」シリーズ