なお、アクセスするには「フレッツIPv6設定ツール」をインストールする必要があるとのことです。
実は以前、IPv6通信を利用する「OCNシアター」を"お試し"したことがあるんですが、その際必要だったのが、
1. IPv6対応ルーター
2. 「フレッツ・ドットネット」(有料)への契約
3. 「IPv6セットアップツール」のインストール
でした。3.と今回の「フレッツIPv6設定ツール」はおそらく同じものだと思います。
今回のIPv6アドレス割り当てで何が変わったかというと、「フレッツ・スクウェアv6」に関しては「フレッツIPv6設定ツール」のインストールのみでOK、つまり「フレッツ・ドットネット」への契約は不要になります(フレッツADSLは必要)。簡単に言えば現時点では「設定が多少楽になる」という程度の違いしかないと思います。
で、試してみました。ルーターで「フレッツ・スクウェア」を切断(インターネット接続のみの状態)、ブラウザーで「flets-v6.jp」にアクセスしてみると、普通に表示されました。...faviconのデザインが細かすぎてきちゃないですが(笑)。
ふと見ると「PPPoE」と書かれたアイコンが付いているコンテンツがあったので注意書きを読むと、「マルチセッションでのアクセスが必要」だそうで。。。ていうか、一部を除いてほとんど付いてたりしますが。最初のうちはこんなもんでしょう。
ん? 通知領域に変なインジケーターがありますね。「IPv6リゾルバサービス」? 何ですか、それ。「OCNシアター」導入時にはありませんでしたけど。
...調べてみるとどうやらインストールされたサービス「IPv6 Resolver Services」の停止/開始を簡単に行なえるようにするためのツールみたいです。レジストリーで起動しています(IPv6RExUI)。
あぁ?? ...何もしていないのにCPUファンが回りっぱなし? 通知領域を見ると、CPU使用率が規則正しく激しく上下してますねぇ。タスクマネージャで確認すると、

_| ̄|◯...。いったい何をしてやがんだ、コラ? プロセスを確認すると、csrss.exe? これだけじゃ分からないので、「Process Explorer」で見てみました。

やっぱり。IPv6設定ツールのサービスですた。いや、何かしている張本人はcmd.exeとipconfig.exeって、IPアドレスの再取得を1秒に1回実行しているとか? 何をしているにせよ、1/4もCPUパワー食われるなんて絶対許せん。「OCNシアター」導入時はこんなことなかったのに。
てぇことで、よく分からないけどサービスを停止してみます([停止]、スタートアップの種類を[手動]に)。停止したというメッセージが表示されるまで異様に時間がかかるのがまた気に入りませんね。ついでに「IPv6RExUI」も停止。
停止したらすぐ収まりました。この状態で「フレッツ・スクウェアv6」へアクセスしてみると...なぜか表示できますね。どしてよ???
ルーターで「フレッツ・スクウェア」を接続に変更、従来の「フレッツ・スクウェア」サイトにアクセスし...できねぇ。ルーターでは接続が確立されているのにブラウザーからは見つからないと言われてしまいます。
IPv4なのに「IPv6 Resolver Services」を停止していると接続できない場合もある? ...納得いかないなぁ。しかたないので「IPv6 Resolver Services」を開始してみると...接続できます。もう一度サービスを停止してから従来「フレッツ・スクウェア」にアクセスしてみると...なぜか接続できます。
あー、いったい何なんだ!? マルチセッションでフレッツ・スクウェアを切断/接続操作すると「IPv6 Resolver Services」を一度は開始しないとダメということか?。そのあと停止してもOK? どういうことだよ。
さらに、サービスのスタートアップの種類を[手動]に変更、再起動してから「フレッツ・スクウェア」(v4)にアクセスすると...できます。「同v6」へアクセスす...できないな。サービスを[開始]→[停止]、アクセスするとなぜかできる。はぁ...もうワケワカラン。
検証結果:
1. 「IPv6 Resolver Services」はスタートアップの種類を[自動]に設定し、開始させる(つまり、デフォルトの状態)
2. 「IPv6RExUI」でこの"非常にウザい"サービスを停止する
3. ルーターの「フレッツ・スクウェア」を切断、再接続した場合はサービスを開始→停止する
4. 理由は分からないが、「この状態」はPCを再起動するorルーターで接続を切るまで維持される
ということですな。なるほど、「IPv6RExUI」を常駐させるようになったのはこういうことですか。
結論:
ダメだ、こりゃ。IPv4環境とIPv6環境の両立はまだまだ問題山積みである=「ほとんど使えん」と。
>>>BフレッツにおけるIPv6アドレス割り当ての実施について(1)
>>>BフレッツにおけるIPv6アドレス割り当ての実施について(2)
>>>「フレッツ・スクウェアv6」提供開始のお知らせ
>>>BフレッツのIPv6アドレス割り当てに関する注意事項
>>>OCNシアター
>>>[FLET'Sユーザー限定] 「フレッツ・スクウェアv6」提供開始