※実際にリカバリーを開始したのは3月29日(土)ですので、事後報告です(^^)。記事が思ったより膨大で画像もてんこ盛りになってしまい、複数の記事に分けていたらこんなに遅くなってしまいました(滝汗)。 リカバリーなんて本来は人様に報告するほどのことではないですが、まあ、今まであいまいに覚えていた部分をキャプチャー画像を交えてグダグダ書いていく"自分用の覚え書き"ということでご容赦を。...つか、これ「キャプチャー祭り」でつ。覚悟してね(爆)。
[2008年3月29日(土)] さあ、やっとこさリカバリーに突入です。"VII"は通算7回目という意味ですが、2006年11月から2007年2月にかけて5回連続で行ないましたので、実質3回目です。なんで5回も連続?とか突っ込まないでください(^^;)。
※...早い話が、IntelliPointのインストール/アンインストールの繰り返し、IE7の不具合に対処するためのパッチ(当時はダウンロードセンターのみでの配布)の適用、複数アプリケーションのインストール...などのあとにOSのぶっ壊れ(起動不能)やアプリケーション動作不安定が連発したからでつw。今でも正確な原因はつかめていなかったりしますが。
ところで、HDDは換装することにしました。標準搭載HDDは80Gバイト/4200rpmですが、昨年バックアップ用に購入してあった120Gバイト/5400rpmと入れ替えます。データ領域が足りなくなってきているし、Z1の保証期間は終わっているのでもういいかと。
HDDは「HTS541612J9AT00」(HGST:日立グローバルストレージテクノロジーズ)です。例によってインターネットショップにて、送料込み約6800円でした。...5年ほど前、PCG-803用に20Gバイト/4200rpmを1万円前後で買いましたが、そのころよりもはるかに大容量化しているのに低価格化している現状にちと驚いてみたり。
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データのバックアップ先としてUSB2.0外付け2.5インチHDDケースに入れた100Gバイトを使っています。その100Gバイトを一時取り出して120Gバイトを装着、「ディスクの管理」にてフォーマットやらパーティション設定やらを行ないます。
"素"のHDDなので、まずはディスクを指定して [ディスクの初期化] を実行(あっという間に終了...したように見えるだけ)、これで認識されますが、この段階では"未割り当て"です。それにしても、120Gバイトが実際には111.79Gバイトって...ずいぶん損した気分です。
パーティションサイズは、
C:32Gバイト
D:78Gバイト
E:0.1Gバイト
F:1.69Gバイト
にしました(細かっ!)。F:ドライブはあまり使わないけど外付けHDDに置いておきたくない設定ファイルなどのバックアップです。
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上記"未割り当て"の部分を右クリックして [新しいパーティション...] を選ぶとウィザードが起動します。
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まずはシステムドライブ(C:)なので [プライマリ パーティション] を。
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サイズは 32x1024 なので 32768 に、ドライブ文字が"H"とかになりますが、そのままでOKです。
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ここでボリュームラベルを入力しようとするとMS-DOSの制限(11文字まで、大文字のみ)に引っかかりますので後回しにします。フォーマットの詳細は特に変更せず、NTFSになっていることを確認して [次へ] 、[完了] をクリック。
20秒ほど砂時計のまま考え込みますが、しばらくするとフォーマットが始まります。数十分間待つべし。
終了後はこんな感じ。
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D:ドライブ以降はリカバリー後でもかまわないんですが、ついでに。
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D:ドライブ以降のパーティションの種類は [拡張パーティション] にします。この中に論理ドライブを3つ作成します。
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まず残りすべてを拡張パーティションにするため、サイズは変更せずにそのまま [次へ] 、[完了] をクリック。これはあっという間に終了です。
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続いて拡張パーティションの中に論理ドライブを作成します。右クリックして [新しい論理ドライブ...] を選びます。パーティションの種類は [論理ドライブ] のみ選択できる状態。
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D:ドライブのサイズを指定します。
75x1024 なので 76800 。 → 78x1024 なので 79872 。-thumbnail2.png)
これ以降はC:ドライブと同様に(以下、画像略w)。また数十分間待つべし。当然C:ドライブの倍以上かかります。
-thumbnail2.png)
残りのドライブ2つも同様に(以下、略w)。
最後に、C:ドライブをアクティブに設定して終了。最終的に↓こんな感じになりました。

次に、Z1から80GバイトHDDを取り外します。HDDの換装方法は
こちらなどを参考にさせていただきました。
※
アイ・オー・データ機器のページは取り外すべきねじの数が間違ってますし、パームレスト(上部きょう体)を外す部分もいいかげんすぎて手順が全然分かりません。指示どおりにやっても
絶対にできませんので、みなさんご注意を。
なお、写真は撮ってません。ねじを全部外したところから撮影予定だったんですが、キーボードを外したところでハプニングがあり、時間が足りないと判断、あきらめました。
で、ハプニングって何?。ということで言い訳を。
上記ページの写真でもかすかに判別できると思いますが、キーボード裏のアルミ板とマザーボード上のCPUやいくつかのICとの間にはシリコーン樹脂製の熱伝導体(表面がピンク色)5個が挟んであります。
そのうち3個がずれていて宙ぶらりんの状態になってしまっており、表面に塗ってあるシリコーングリースがあらぬところにベタベタ付いていました。これを所定の位置に戻し、シリコーングリースを少々補充、キーボード裏などに付いた余分なシリコーングリースを拭き取って...などとしていたら、思いのほか時間がかかり過ぎてしまいました。
なぜずれていたのかというと、2年前にメモリー増設した際にぶつけてずらしてしまって気づかずにいたようです。それにしても、よくICぶっ壊れなかったもんだ(^^;)。
今回の分解作業で最も大変なのがパームレストを外すところです。慎重に作業しないとあちこち壊しそうで怖いです。というか、壊しましたw。
左サイドのコネクターやジャックが並んでいる部分は実は独立したプラスティック板がはめ込まれています。i.LINKコネクターの引っかかりがきつく、板を外さないと無理っぽかったので、2つあるつめを下方向に押したらあっさり2つとも折れてしまいました。
かなりたわませても割れない"粘り"のある材質(確認し忘れたが、ナイロンに近い)ですが強度自体はほとんどなかったようです。ポキッと折れて取れてしまったわけではなく、普段はつめに力がかかることもないので、そのまま元に戻してごまかしました(笑)。
HDDは2つのステーに固定され、下側シャシーに3つのねじで固定されています。そのうちの1つはシールで隠れています。以前の一部のモデルは再はく離防止シールで封印されていたんですが、やめたようですね。
新HDDをステーに取り付け、さっさと元どおりに...これもパームレストをはめ込む際が大変です。タッチパッドのフレキシブルケーブルが2本あり、コネクターから抜けやすいので確認を怠らずに。そしてキーボードを戻す際もクッションがずれないように慎重に...。
すべてのねじを仮止めし、合わせ目がきちんとはめ込まれているか、ゆがみやきしみがないかどうかをチェックしてから最後の一締めをして完成です。
さて、ここからが本番です。
リカバリーディスクを入れて電源オン。フォーマットも済んでいるので、C:ドライブへシステムのみをリカバリーするというのを選択して進めますが、ここは半自動みたいなものなので省略します(というかキャプチャー不可)。
初回起動時の設定やアプリケーション・リカバリーを終え、「Norton AntiVirus 2004」などプリインストール・アプリケーションをバッサバッサとアンインストールしちゃいます。特にウザいのがプロバイダーへのサインアッププログラムで、ほぼすべての主要プロバイダーのものが入っています(今どきこんなの使う人いないような気がしますが)。今までの経験で使うのはハードウェアに関連したものだけでしたので、ほとんど削除してしまいました。でも削除しても起動時間が短縮されるとか、HDDの空き容量が増えるとかはないです。
NAV2004に関しては、本体、LiveUpdate、LiveRegの3項目をアンインストールしたあと、念のためにシマンテック謹製のSymNRT(Norton Removal Tool)を使いました。毎回この方法でトラブルはありません。
ちなみに、最新バージョンでは何をしているのかが詳細に表示されるようになりました。見ていたらレジストリーエントリーやフォルダーも削除しているようです(すべてじゃないみたいです)。
[参考] SymNRTのダウンロードは...
KBサイトから誘導されるので、削除するNorton製品を選択して従ってください。ググると日本語版より新しいバージョンの英語版が見つかりますが、やめといたほうがいいでしょう。
いろいろ取りかかる前に一部のフリーソフトがないと不便なので、必要最低限のツールをいくつかインストールしてしまいます。ファイルのコピー用ツール、アーカイバー、Tweak UI、キャプチャーソフト、ファイル属性変更用ツール...など。
次はやはりマウスですね。タッチパッドじゃ素早く細かい作業ができないです。まずいきなりレシーバーをつないじゃいます。自動でインストールされるドライバーでちゃんと動きますので。で、IntelliPoint ですが、ついこの間
こんなこと言っていた私ですが、まだ舌の根も乾かぬうちにやっぱり 6.2 をインストールします(え?)。動作自体は問題ないようなので、よほどのことがない限り 6.2 で我慢します。
次は...ATOK16ですかね。一応ATOK風に設定してMS IME2002を使っていたんですが、やはりストレスたまってしまって1日と持ちませんでした。サクっとインストールし、バックアップしておいたシステム辞書やユーザー辞書などをリストア、変換などに問題がないことを確認してすぐにMS IME2002を削除、システム構成ユーティリティでIME関連スタートアップをすべてチェックオフし、
以前と同様レジストリー項目をいじってWindowsの起動/終了時にIMEツールバーの幽霊が出現するのを抑制しておきます。
次は、OSの設定を使いやすいようにカスタマイズしまくります。
まずはスタートメニューとお気に入りの復元を実施します。エクスプローラでAll Usersのスタートメニューを開き、サブフォルダーをばっさり削除り、バックアップしていたメニューをまるごとコピー、メニューオーダー(並び順)をレジストリーに追加っと。
でもこのメニューオーダー、なぜか一部のサブフォルダーの並び順が復元されないです。今のところ原因不明です。一部だけなので放置ということで。もちろんリンク切れのショートカットもありますが、問題ありません。インストールすればそのまま使えるものが多いですから。
お気に入りもやり方はほとんど同じです。やはり丸ごとバックアップしておいたものを
E:\ に丸ごとコピーし、レジストリー項目をちょちょっといじっり、お気に入りオーダーをレジストリーに追加、すぐにPCを再起動するだけです。こっちの並び順は完ぺきに復元されます。
あ、1つ忘れてました。Windows Time(W32Time)サービスです。必要ないし、イベントログにエラーを定期的に記録しやがりますので [停止]、[手動] に変更します。ただし、XP標準のインターネット時刻を使う場合は停止しちゃダメみたいです。
あすに備えてデータのリストアも済ませておきます。マイドキュメントのリンク先を
D:\My Documents に変更し、外付けHDDからサブフォルダーを丸ごとコピー。これは純粋なコピー時間だけで1時間半くらいかかりました。
ここで換装したHDDの"音"についてですが、元HDD、外付けHDDと比較するとヘッドのシーク音が大きめで、"乾いた感じ"なので多少離れていてもはっきり聞こえます。今までで一番うるさいですね。慣れちゃえばたいしたことないと思いますが。
コピー時などの体感速度は...多少速いかな、と感じられる程度です。休止状態の移行/復帰時はプログレスバーの動きが多少速いようです。
えー、、、時間切れなので、きょうはここまでにしておきます。
[追記:2009年5月26日(火)] 一部修正。