満を持して.....というより、やっと出てきたか、というべきでしょうか。最後発となるミラーレス一眼「EOS M」が発表されました。秋の行楽シーズンに間に合わせるためか、いつもよりちょっと早めの発表ですね。
恒例のスペック表を。
EOS M | |||
撮像素子 | タイプ | CMOSセンサー | |
サイズ | APS-Cサイズ相当 (22.3×14.9mm) | ||
画素数 | 約1800万画素 | ||
レンズマウント | EF-Mマウント | ||
使用レンズ | EF-Mレンズ ※マウントアダプターによりEFレンズ(EF-Sレンズ含む)にも対応 | ||
センサークリーニング | EOS I.C.S | ||
記録画素数 | RAW/JPEG L:5184×3456 JPEG M:3456×2304 JPEG S1:2592×1728 JPEG S2:1920×1280 JPEG S3:720×480 | ||
ISO感度 | ISO100〜12800(拡張:ISO25600) | ||
連続撮影速度 | 約4.3こま/秒 | ||
連続撮影枚数 | JPEG (ラージ/ファイン) | 約15枚 (約17枚:キヤノン試験基準UHS-Iカード使用時) | |
RAW | 約6枚 | ||
RAW+JPEG (ラージ/ファイン) | 約3枚 | ||
映像エンジン | DIGIC 5 | ||
A/D変換 | 14ビット | ||
AF | 方式 | ハイブリッドCMOS AF(顔+追尾優先AF、ライブ多点AF、ライブ1点AF)、 コンティニュアスAF可能 | |
モード | ワンショットAF、サーボAF | ||
測距点 | 最大31点 | ||
測光方式 | 撮像素子によるリアルタイム測光 (中央部重点平均測光、評価測光) | ||
液晶モニター | タイプ | TFTカラー「ワイドクリアビュー液晶II」 タッチパネル式 | |
サイズ | 3.0型 | ||
ドット数 | 約104万ドット(720×480ドット) | ||
視野角 | 上下左右約160° | ||
表面処理 | 強化ガラス+光学弾性体、 汚れ防止コーティング | ||
動画撮影 | 解像度 | 1920×1080ドット(フルHD) 1280×720ドット(HD) 640×480ドット(SD) | |
フレームレート | 30p/25p/24p(フルHD) 60p/50p(HD) 30p/25p(SD) | ||
映像圧縮方式 | H.264(MPEG-4 AVC) | ||
映像記録形式 | MOV | ||
音声記録方式 | リニアPCM 量子化ビット数:16ビット 標本化周波数:48kHz ステレオ | ||
記録媒体 | SD/SDHC/SDXCメモリーカード、UHS-I対応 | ||
撮影可能枚数 | 常温(23℃) | 約230枚 | |
低温(0℃) | 約200枚 | ||
動画撮影可能時間 | 常温(23℃) | 約1時間30分 | |
低温(0℃) | 約1時間20分 | ||
質量 | 本体のみ | 約262g | |
CIPAガイドライン準拠 | 約298g |
マウントは新開発の「EF-Mマウント」、レンズ群は「EF-Mレンズ」となります。EFマウントより直径が小さくフランジバックが短くなっていますが、オプションのマウントアダプター「EF-EOS M」を使えばCN-Eレンズを除くすべてのEF/EF-Sレンズおよびエクステンダー/エクステンションチューブが装着できるうえ、すべての機能を使用可能です。焦点距離は変化ありません(レンズ表記の約1.6倍となります)。
その他、
・HDR逆光補正
・クリエイティブフィルター(7種)
・ステレオマイク内蔵
などとなっています。
EF-Mレンズは2本が同時発売となります。広角単焦点レンズの「EF-M 22mm F2 STM」、標準ズームとなる「EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STM」です。焦点距離はレンズ表記の約1.6倍となります。動画撮影に有利なSTM(ステッピングモーター)を採用しています。望遠ズームなど今後のラインアップは未定だそうです。
ストロボが内蔵されていないので、コンパクトなクリップオンストロボ「スピードライト90X」も同時発売されます。
個人的な印象としては、他社のミラーレス一眼とはちょっと性格の異なる、より一眼レフに近い存在といったところでしょうか。
推定実勢価格はボディーのみが約7万円、「EF-M 22mm F2 STMレンズキット」が約8万円、「EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMレンズキット」が約8万5000円、「ダブルレンズキット」(両レンズおよびマウントアダプター、スピードライト90Xを同梱)が約11万円となっています。いずれも9月中旬発売予定です(....発売延期ループに陥らないようお祈り申し上げますw)。
なお、EOS Mの発表に伴い、EOSデジタル公式ウェブページのURLが変更されました。
旧:http://cweb.canon.jp/camera/eosd/index.html
新:http://cweb.canon.jp/eos/index.html
かなりの数のお気に入り(ブックマーク)を変更しなくてはならないので(^^;)、こういうことはやめていただきたい(笑)。